花を贈るときに気をつけるポイントについて

□色について
新築祝い、お見舞いに花を贈る場合に赤メインの花束はタブーとされています。
赤い色が、火=火災を連想させるためで、ラッピングにも赤を使わないのが一般的です。また、赤は血をイメージさせるため、お見舞いの花にも向きません。
結婚のお祝いに赤や黄色のバラを贈るのもタブーとなります。赤いバラは恋人に贈る花、黄色のバラは嫉妬という意味があるからです。
母の日に贈るカーネーションも、黄色、白は避けた方が良いです。黄色は軽蔑という意味があり、白は亡くなった母へ贈るものとされています。ちなみに、白一色の花束は、不祝儀を連想させるためお祝いのシーンには向きませんので注意しましょう。

□花の種類について
ユリ、ストック、スイセン、フリージアなど香りの強い花は、病室に置くお見舞いや、飲食店に贈ったり持ち込んだりするのはタブーとされています。また、退院祝い、出産祝いの場合にも、退院したばかりや産後の不安定な体調に刺激を与えてしまうので避けるべきです。
お見舞いや快気祝いの贈り花に向かない花として、アジサイや椿、チューリップが挙げられます。アジサイは色が変わり色あせることが良くないとされていて、椿やチューリップは、枯れたときに花が落下してしまうことで敬遠されています。シクラメンはその名前から、死や苦をイメージさせるため注意しましょう。散りやすい花もタブーとされていて、このほか、仏事に使われる小菊や輪菊はお祝いのシーンには向きません。
花粉が飛びやすい花も贈り先によってはおすすめできません。
鉢植えタイプの花ですが、植物が土に根を下ろしている様子が、「根付く」すなわち「寝付く」という言葉を連想させ、病気が長引くことの暗示となるため縁起が良くないと言われているため、お見舞い・退院祝いに贈る花として最も避けるべき花とされています。
最後にペットのいるご家庭には、ユリ科の植物に含まれる成分が腎臓に悪影響を及ぼす引き起こす可能性があるため、ユリやチューリップの入った花を贈らないよう気をつけましょう。

□花の本数について
4本、9本、13本は不吉な数とされているため、用途を問わずタブーとされています。
花束は奇数本で贈るのが良いとされています。特に、結婚祝いなどの場合には偶数で割り切れてしまう=別れるを連想させてしまうので避けられています。また、バラにはそれぞれ本数に意味があり、特に、15本は「ごめんなさい」、16本は「不安な愛」、17本は「絶望的な愛」とネガティブなため、異性に贈る場合には気をつけるポイントになります